NHKニュース 食料自給率50%へ基本方針: "農林水産省は、食料自給率を今の41%から50%に引き上げることを盛り込んだ向こう10年間の農業政策の基本方針をまとめました。……今後は、「国民全体で農業・農村を支える社会」を目指すことが必要だと述べています。……この「食料・農業・農村基本計画」は来週、閣議決定される予定です。"生産性が極度に低いくせに都市住民より所得が高い農家に対してもっとカネを回せと言う計画である。現行のめちゃくちゃな「農業者戸別所得補償制度」でも、まだまだ不十分だと言うらしい。その原資は都市住民が払うしかない。ビンボーな都市勤労者は、うまいこと騙されて、毟られっぱなしなのである。
往時の「ソ連システム」においては労働貴族という働かない既得権階層への富の傾斜配分が多すぎて、その結果、国家が滅びてしまった。現代ニッポンにおいて、一番良い暮らしをしているのはノーソンの既得権益階級。働きが悪く国際的に見て生産性が極度に低いのに、制度的に守られ、広大な土地に対する税金も免除されて、「趣味の園芸」を楽しみ、食べるものにも困らない悠々自適の生活だ。それなのに、民主党政権は、票を持っている農村に媚びて、都市貧民からのあいつらに対する更なる所得移転を図っている。これはヒャクショウの利益代弁政党であった自民党ですら顔負け。自民党の支持基盤であったノーソンの票は、どんどん民主党に移っている。
ニッポンでは「一票格差」が存在するので、ノーソン票を無視しては政権は取れない。おかげでニッポンでは、カネを持っているノーソンの政治・経済・文化的影響力が否応なしに増して、社会はどんどんヒャクショウ化(ウヨ化)してきた。これが今さらに加速している。世も末だ。
このままではニッポンは滅びる。
2 件のコメント:
農家の所得が勤労者家計より高いとは信じられないという人がいる。ほんとにナイーブ。農家の方が家族が多いのだが、一人あたりで見ても農家の方が裕福である:
世帯の一人あたり年間家計費は、サラリーマンより農家の方が15万円以上多い(日経): "農林統計協会によると、2000年時点で農家の一人あたり家計費135万円に対し、勤労者一人あたり家計費は120万円だったとのこと。1970年時点では勤労者が農家より12万円多かったが、80年に逆転、その後は一貫して農家が勤労者を上回っていると。"
こんにちは。
都市部と農村部の物価格差を考えると、都市勤労者の実質の生活水準は額面以上に悲惨ですよね。その物価格差と言うのは、都市付近の偽装農家が貸したり売ったりした土地の値段が極端に高いから発生しているもので、つまりは働かない人間に寄生されていることで大部分が発生しています。
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